海外で抜歯:まとめ

  • 2021/03/14

バンクーバーで永久歯 4 本と親知らず 3 本の抜歯をしました。手術前には術後のことが色々と不安だったので、YouTube やネットで体験談を見漁ったりもしました。ここでは手術前に私が知りたかった内容を中心にまとめておきます。 (抜歯をすることになった経緯は海外の抜歯事情:準備編で触れています。)

目次

抜歯の詳細

私は 1 回目にセデーションで右側の上の親知らず 1 本と永久歯 2 本を、4 日後に通常の方法で左側の親知らず 2 本と永久歯 2 本を抜きました。

1 回目の抜歯(セデーション)

セデーション(静脈内鎮静法)でどういう状態になるかは人によって違うようですが、私はセデーションのための点滴を打ちはじめたすぐ後から手術が終わるまでの記憶がありません。また、術後は自分では意識がしっかりしていると思っていたけれど、Uber を呼んだ記憶や車中での記憶もないので、自分では普段通りだと思っていても、その日は何もしないことをおすすめします。
私の術後の経過はとても良く、腫れも痛みもほとんどありませんでした。(これは後に調べて知ったことですが、セデーションでは頬が腫れにくく、日常生活へ早く戻れるのかもしれません)口の痛みは本当になく、痛かったと言えば、点滴を刺した手の甲と、手術で大きく口を開け負担がかかってできたと思われる口の縁の傷くらい(もともと切れやすい)でした。
当日のことは「海外で抜歯:セデーション(静脈内鎮静法)編」で詳しく書いています。

セデーションのメリット

  • 手術中の記憶がない

デメリットと通常の方法との違い

  • 制約が多い

    • 迎えが必要
    • その日は用事ができない
    • 手術 8 時間前から飲食禁止
  • 誓約書等、サインするものが多い
  • 手術当日は T シャツ着用推奨
  • 手術前日と翌日から 4 日間はセデーション用の薬を服用

2 回目の抜歯

通常の抜歯の手術中大変だったのは、大きく口を開けておくこと。顎が外れるのではないかと思いました。手術前は局所麻酔が痛くないのか心配でしたが、私にはインフルエンザの予防接種の方が痛いくらいに感じました。術後は 20 分歩いて帰宅し、働きました。4 日後の朝には完全に回復しましたが、それまでは鎮痛剤も飲んだし、肩や頭がだるく感じたりもしました。手術が木曜だったため、週末にゆっくり過ごせたのが良かったと思います。平日でも働けたとは思うけれど、少し辛かったかも…。
少し苦しんだ 2 回目でしたが、長年そこにあった歯を 4 本も一気に抜いたと思えば、「なんだこの程度で済むのか」という感じでした。
この日の流れは「海外で抜歯:通常編」に記録しています。

術後の過ごし方

抜歯後は、いただいた資料や YouTube を参考に過ごしました。(詳しくは「海外の抜歯事情:準備編」で書きました)
まず、局所麻酔が切れる前に痛み止めを飲む。参考にした YouTube では歯科を出る前に飲むのがベストと紹介されていましたが、私の麻酔は手術開始から 5 時間ほどは切れませんでした。

Advil 私が選んだ Advil は、食後に服用せずとも吐き気がするようなことはありませんでした。(個人差はあるはず)痛みそうな気配がある間は、4 時間ごとに服用しました。

頬の腫れを最小限で抑えるため、アイスパックを 20 分当て、20 分外しを延々繰り返す。
アイスパック 海外の YouTube の体験談を見ると百発百中使われているアイスパック!Amazon で購入しました。

止血のために 2 時間ガーゼをしっかり噛んで、食事は Jell-O から。 Jell-O

「風邪は食べて治せ!」というタイプなので、早く回復するよう、できる限りたくさん食べました。

手術当日歯磨きは控えましたが、翌日からは毛先が柔らかい歯ブラシを使いました。 歯ブラシ 誤って抜歯箇所に強く当たってしまうこともあるので、買っておいて正解でした。

術後 36 時間後からは、アイスパックのジェルを温めて使いました。

食べたもの

術後は「噛まずに食べられるもの」「柔らかいもの」が推奨されています。私は風邪で喉が腫れた時のような呑み込みづらさは少しありましたが、口も開けられたし、噛めないこともありませんでした。けれど、抜歯箇所が傷ついてしまうのが怖かったので、噛まずに食べられるもの・柔らかいものだと安心して食べられました。手術当日は冷たいものだけ食べました。

調理せず噛まずに食べられる柔らかい食事系の食べ物を数日分…。これを見つけるのが意外と難しいです。

  • Jell-O
    セデーション後は「クリアリキッド」から飲食を始めるように勧められていましたが、水分ではお腹がなかなか満たされません。そんな中、Jell-O はクリアリキッドに分類されるゼリー。手術前夜に作って冷蔵庫に入れておきました。空腹で食べると最高に美味しかったです。患部が腫れていれば、冷たくて気持ちいいかも。
  • スープ スープ ハッピープラネットのこのスープはまた食べたいくらいおいしいです。パンプキンの方はほっとするような甘さで、スパイスの辛さはないけれど、後で体が温まってくる感じ。トマトの方は少しスパイスの刺激が強いです。YouTube で「術後は辛いものを食べないように」と言っているのを見ましたが、カナディアンの英語の先生から「ドライソケットになった時にクローブというスパイスを食べた」と聞いていたので、まあいいかと思って食べました。抜歯箇所にしみる!冷蔵庫で保管しておいて、手術当日は温めずに食べましたが美味しかったです。水分ぽさが少なく、お腹にたまるのも良いです!

    日本のスープ お湯で溶かして食べるタイプのスープはお腹の足しにはなりません…。
  • フムス フムス 噛まずに食べられてお腹にたまるものはありがたい!単体で食べて美味しいものではなかったので、今後は単体では食べません。
  • マッシュポテト マッシュポテト 電子レンジですぐできる優れもの。ファミリーサイズくらい量は多いですが美味しいです。調理直後は熱いので、冷まして食べました。これもお腹にたまるので ◎
  • クリームウィート クリームウィート ホットシリアル。アーモンドミルクを加えて電子レンジで温めて、冷凍マンゴーとブルーベリーを入れて食べました。それだけでは味がなく、オートミールだけを食べるような感じに似ています。(=美味しくない笑)この先食べることはないと思います(笑)
  • うどん うどん 間違いない!
  • 蒸しパン 蒸しパン T&T で買った蒸しパン(ケーキ?)。柔らかくて手術当日に食べられたのがとても良かったです。そして美味しい!
  • ヨーグルト ヨーグルト プロテインが多いギリシャヨーグルトを食べるようにしました。
  • アップルソース アップルソース 噛まずにビタミンが摂れる強い味方!なぜみんなアップルソースを勧めるのかと疑問に思っていましたが、納得しました。
  • BOOST BOOST YouTube で勧められていたプロテインドリンク。美味しくて驚きました。
  • プロテイン プロテイン 初めて買ったプロテインパウダー。BOOST の方が断然美味しいです…。
  • アイスクリーム アイス 口の中が腫れている時に食べたくなりました。日本のアイスのクオリティは素晴らしい。

薬 セデーションの翌日から4日間飲むもの、一日3回食後に飲むもの(1週間分くらい)、抜歯箇所の傷に効くマウスウォッシュが処方されました。

用意して良かったもの

アイスパックは買うか迷いましたが、温冷に対応していて、付属のジェルを冷凍庫に入れるか電子レンジで温めるだけで使えてとても簡単な上、冷やし(温め)ながら用事もできるのでとても重宝しました。毛先の柔らかい歯ブラシも私には必須でした。

注意したこと

とにかくドライソケットにはならないよう、うがいは慎重にしました。あと、治すための体力を養うためとにかく食べる!

費用

抜歯自体の費用は保険適用前で、永久歯 4 本と親知らず 3 本で 2169 ドル(3 月 14 日現在 1 ドル 87.45 円、18 万 9679 円)、CT 撮影(保険適用外)が 100 ドルでした。私の歯科は設備等が良さそうなので、他より高いと踏んでいます。
参考までに、カナダの一般的な会社の保険でカバーされるのは 50%だと英語の先生から聞きました。

まとめ

7 本抜歯をした割にはダメージも少なく回復も早かったと自負しています。
7 本と数字だけ見れば多いですが、2 回に分けて片側ずつ抜いたのが幸いだったと思います。早い回復には食事が欠かせませんが、私は 1 回目は抜歯をしていない側で、2 回目は先に抜歯をした側で噛むことができました。これが両側一気に抜けていたと思うと、少しゾッとします…。
色々な体験談があるように、手術や術後の経過は抜く本数、歯の生え方、体調などによって人様々だと思いますが、準備と心構えをしておくと、結果はより良いものになりそうです。

Good recovery!