海外で抜歯:セデーション(静脈内鎮静法)編

  • 2021/03/07

バンクーバーで、セデーション(静脈内鎮静法)で右側の永久歯 2 本と上の親知らず 1 本の抜歯をした記録です。

前夜

手術 9 時間前に食べるのをやめて、2 時間前には水分も控えるように言われていたので、前日の夜が私の手術前最後の飲食になりました。食後には処方されていたタブレット 4 錠を服用しました。

抜歯当日

私が行っている歯科ではセデーションを日曜にも行っていて、私の予約も日曜。会社を休まず行けました。

9:20  診察室へ

診察室に呼ばれる。いつも診察は個室で行われていて、手術も同じ部屋でした。セデーションに使う薬の仕様が変わったようで、その薬の会社の人 2 人も部屋にいたため賑やかでした。ドクターは麻酔の扱い方についてあれこれ指導を受けながら私の手の甲に針を刺していましたが、何も知らずにやりとりを見ていると「この人に任せて大丈夫なのかな…」と不安になる感じ。その薬の会社の人は、「大丈夫、ドクターは腕良いから!ただちょっと薬がバージョンアップしただけ!」と笑っていました。あとは、「調子どう? いくつなの?」と聞かれ…。カナダでも大人の女性に年齢を聞くことは普通はしないので、私がとても幼く見えたのでしょう、18 歳の子に聞くような口調でした。
肩や指、腰には脈を図る器具が取り付けられ、鼻にもとても短いチューブのようなものがつけられて、何度も「鼻で息してね」と言われました。メガネもかけっぱなしで良く、まったく身構える感じはなく準備は進んでいきました。手の甲の血管からは血液が抜かれていて、途中、逆に薬を入れるよう切り替えられた頃に「Good job!」と言われ、「ああやっと始まるのか…」と思ったのが手術前最後の記憶でした。

11:00  手術終了

手術後気づいた時には、「口開けて」と何回か言われたようなかすかな記憶と、なぜ私は起きたんだろう…いつの間にドクターや他の人たちはいなくなったんだろう…という何とも不思議な感じでした。目を開けた瞬間の記憶はあるのに、どうやって手術のために脱いでいたパーカーやコートを着たのか、マスクを着けたのか、リュックを背負ったのか、まったく思い出せません。足元がふらふらしていて、受付に戻るまでスタッフさんが支えてくれました。「もし意識がしっかりしていなくて変なことをしでかしたらどうしよう」と思っていたので、痛みもなく意識もしっかりしている普段と何も変わらない自分に安心しました。

帰宅

友達に迎えに来てもらい、Uber で家まで一緒に帰ってもらいました。、どれくらい Uber を待ったのか、車内でシートベルトはしたのか、どの道を通ったのかなどはどうしても思い出せません。

自宅で安静に…

とてもお腹が空いていたけれど、口が麻痺している間は食べない方が良いと聞いたので、鎮痛剤だけ飲んで友達と話しながらゆっくりすることに。麻痺のせいでしょうか、鎮痛剤を飲むために口に含んだ水をかなり大胆にこぼしました。30 分おきにガーゼを交換しながら、出血が止まるのを待ちました。この時の会話は覚えているけれど、記憶が曖昧な部分もあります。

14:15  ドラッグストアへ

二駅離れたドラッグストアへ薬を買いに。処方箋をもらっていたのに肝心の薬を買っていなかったのです…。足元のふらつきもなく、これ以降の記憶はしっかりあります。友達にはドラッグストアまでついて来てもらい、そのまま別れました。

15:00  帰宅

帰宅したころには口の麻痺も取れていたので、念願の食べ物を!手術当日は冷たいものだけを食べると決めていたので、前日作った Jell-O を食べました。空腹でいただく Jell-O の美味しいこと!「セデーションの後は水分(クリアリキッド)から始めて、固形のもの受け付けなかったらまた水分に戻して…という風に食べ物は徐々に慣れていってね」と言われていたので、空腹でどうしても何か食べたかった私には、クリアリキッドに分類される Jell-O の存在がとてもありがたかったです。何となくこれから口が痛みそうな気配があったので、鎮痛剤も飲みました。

夕食

Jell-O が甘かったのでヨーグルトなどは食べる気になれず、買っておいたフムスとスープを食べました。夕食のあとはフルーツゼリーと、プロテイン飲料・BOOST を飲みました。フルーツゼリーは固形なので満足度も高いし、柔らかくて食べやすくてバッチリ。

うがい

この日歯磨きは控え、処方されていたマウスウォッシュで頭を傾けながら口をすすぎました。

抜歯翌日

痛みも腫れもありませんでしたが、朝一度だけ鎮痛剤を飲んでおきました。仕事でしたが、何も支障はなかったです。

まとめ

セデーションで抜歯を経験してみて注意が必要だと思ったことは、以下の 2 点。

  • お迎え必須。手術後の見張りも。意識がしっかりしているように見えてもそうでないことを理解してもらうとなお良し!
  • 意識がしっかりしていても 1 人で外出しない。料理もしない。少しでも危険が伴うことはしない。

痛いのは手の甲に針を刺すときと薬を入れる時ぐらいなので、サポートしてくれる人がいて、 1 日休みを取れる方にはセデーションは良いと思います。ちなみに、私の行きつけの歯科ではセデーションでも費用は同じでした。

Good recovery!