バンクーバーで就活をして、フロントエンドディベロッパー(インターン)のオファーをいただきました。応募からオファーまでの記録です。
7 月 29 日
BCJobsで求人を見つけ、会社サイトから Front-end Software Developer(intermediate)のポジションにアプライ。
同日夕方
メールが送られてきて、翌日に電話面接がスケジュールされる。(3 月中旬頃に junior のポジションに応募した際は返事がなかった。)
7 月 30 日
電話面接約束の時間を過ぎても電話、メールも来ず。
1 時間後にリスケジュールできますよとメールを送ると、すぐに「Gmail に問題があって、ごめんね」と返信が来て、翌日にリスケジュールされる。(メールはこの記事を参考に送りました。万が一電話がかかってこなくても、不安に思わなくて OK と書かれてあります)
7 月 31 日
電話面接。「今日もかかってこない!」と思ったら、私の方の電波の問題だった。折り返す。音質が悪くて聞き取りづらく(リスニング力が苦手なのも問題)、何度も聞き直す。お礼のメールで何を言っても挽回できない出来だと思い、特にアピールもないお礼だけのメールを送る。
すぐにメールが来て、テクニカルインタビューが週明けにスケジュールされる。電話面接の内容は一切考慮されていないと思う。
8 月 6 日
オフィスにてテクニカル面接。
- はじめにフロントチームのリードと QA、2 人と面接。「デザインもできるディベロッパーを探している。履歴書がすごく見やすかったけど、デザインの経験あるんでしょ。なかなかこんなに見やすい履歴書の人いないよ」と言われる(履歴書は Google のテンプレート使用)。デザインの経験も、センスもないと正直に伝える。どうにかデザインスキルを養うような経験をしていないかと聞き出そうとされるが、残念ながら…。もう一点、テストの経験はあるかと聞かれる(ない)。もちろん、デザインスキルがあるとは履歴書にも一言も書いていないので、履歴書を見て思い込みだけで面接に呼ばれたのだと思う。フロントエンドのポジションなのに、「SQL と No SQL の違い」、「SQL の正規化」について質問される(履歴書に MySQL と MongoDB の経験があると書いた)。以前面接で聞かれたことがあったので、なんとか答えられた。
-
リードディベロッパーと Code pen を使って React のコーディングチャレンジを 3 問解く。
- ボタンを押して文字を表示させたり消したりする
- ボタンを押して state の array に文字を追加していき、それを render する
- インラインのスタイルを指定する
シンプルながら、基礎の理解度を試されていると感じた。 Class component が使われていたので、「最近 Hooks ばかり使ってるから混乱してる!」と伝えると、理解を示してかなりアシストしてくれた。エラーが出た際も一緒に確認してくれた。(こんな風にコードを書いたことがなかったので、とても幸せな時間だった!)謎のエラーが消えなかったりもしたが、全問解答し、テスト後「Good job!」と言ってもらう。
会社で作られているハードウェアや Web アプリを見せてもらい、会社を後にする。
夜には React の問題を解き直してエラーがないことを確認し、お礼メールと一緒にコードを送る。
8 月 7 日
「CTO にオファーを出すようすすめておく」と、リードディベロッパーより返信がある。
8 月 12 日
オフィスマネージャーより、リファレンスをリクエストされる。
8 月 13 日
リファレンスの連絡先を送る。
8 月 14 日
リファレンスをお願いした元バイト先のボスに、会社から電話があったと聞く。CTO より、「今日の午後 5〜9 時の間でカフェで HR 面接できるか」とメールが来る。 5 時を希望したが、8 時にスケジュールされる。
蓋を開けてみると、入社 2 日目の HR との面接。どこのポジションかも知らない、募集要項も見ていない、プロセスも把握していない、履歴書も見ていないと知らされる。通常 1 回目の面接で聞かれるような質問(今後の目標等)をされるが、予想外でイマイチな出来。落とされると思った。ちなみに、私はそれなりの格好をして行ったが、先方は頭にサングラスが乗っていて驚いた。
2 日以内に結果が知らされるだろうと伝えられる。
8 月 20 日
CTO に現状確認のメールを送る。結局返信なし。
8 月 23 日
オファーレターを受け取る。
8 月 26 日
オファーレターにサインをする。
入社して採用について知ったこと
ボスがかなりオープンなので、入社後採用の裏側を知ることができました。このケースは特殊だと思いますが、私の場合はこうでした。
履歴書をはじめに見るのは HR とは限らない
私の会社は専用の応募フォームで応募を受け付けていて、応募があると slack にメッセージが入ります(見られるのはチームリードなど)。隣で「応募来た!」と言ってボスが履歴書を見ていました。私のポジションの募集は、私が採用された後もずっと採用中と言うことで更新日がアップデートされていますが、現状採用する予定はないと聞きました…。私の会社では、今のところ、チームリードが書類選考を通すか否かを決める権限があるようです。
HR 面接が最後にある
実は、「HR」ができたばかりで、そのできたての HR の面接を初めて受けたのが私だったようです。通常一番初めに行われる HR 面接は、今でも最後に行われています。チームリードが OK を出しても、最後に HR に落とされている志願者もいて、「効率悪くない?」「HR が今忙しくて最初に面接できないらしいよ」と言う会話を社内で聞きました。私はリファレンスチェックが最終プロセスだと思っていたので、そのあとにスケジュールされた HR 面接が何物か分からず、HR 面接の準備をろくにせずに面接を迎えました。油断は禁物です…。
決め打ちで面接に呼ばれた
私のポジションは私が採用されるまで少なくとも 5 ヶ月以上募集をしていたけれど、候補に上がったのは私ともう一人、テクニカルインタビューを受けたのは私だけだったそうです。
入社後 3 週間経って
就活中は自分が働いているところなんて想像もできなかったけれど、内向型の私でも気を張り詰めることなく働けています。