CELPIP受検と英語

  • 2021/04/04
  • 2021/04/10

先週末、CELIPIP を受けました。受検までにしたこと、当日のこと、結果、今後の英語の目標を記録しておきます。

CELPIP VS IELTS

永住権申請のための英語の試験を受けるに当たってまず決めなければならないのが CELPIP と IELTS どちらを受けるかということ。私はネットで「CELPIP は対策が難しい」という情報をたくさん見たため、一度は IELTS を受検することに決めました。公式のテキストと大好きな Udemy のIELTS のコースを購入してそれぞれ少しずつやってみましたが、イギリス英語に慣れたり、IELTS を攻略するためのテクニックを学ぶのに時間がかかりそうだなという印象でした。

気が遠くなりそうになりながらも IELTS で行こうと思っていましたが、CELPIP を受けた同僚たちには「CELIPIP の方が絶対いい、簡単だから!」と言われ(英語でのコミュニケーションに問題がない人たちから言われてもまったく説得力がなかった)、英会話の先生には「対人で話す時緊張しそうなタイプだから CELPIP の方が良いと思うよ」と言われ、結局 CELPIP を受けることにしました。

CELPIP は練習問題が公式サイトで公開されているので、一度試して(できれば IELTS と比較して)決めるのがおすすめです。

対策

レッスン

私は英会話のレッスンを週一で受けていて、10 月半ばからは 先生に CELPIP 対策をしてもらいました。10 月からというと長期間費やしていたように思えますが、スピーキングの問題 8 問を一通り練習し終えたのが試験日の 1 週間前。バッチリのタイミングでした。宿題は前日にする、レッスンで練習して復習はしない、という感じでレッスンを活用できたかと言われれば答えはノーですが、対策はしてもらっておいて良かったです。特に、試験前日に「自分の意見を述べる問題で何も言うことが思いつかなかったらどうしたらいいか」なんていうどうしようもない質問をして、答えられる作戦を用意してもらったのは大きかったです。あと、「もし話すことがなければ話をでっち上げる」ことも一つの戦略ですが、内向型の私にとってはこれがなかなか難しい…。それでも、「誰かになりきる方法」まで一緒に考えてもらいました。こうして、試験には不安なく臨むことができました。

YouTube

CELPIP を受ける人なら誰もが見ているMad English TVには私ももれなくお世話になりました。問題ごとの TIPS ビデオは必見です。

テキスト

Mad English TV が販売しているCELPIP 用のスピーキングとライティングの PDF テキストを購入しました(同僚もみんな使用!)。私はライティングはほぼ全部の回答例をタイプしてみて何となく感覚をつかみ、スピーキングは解答例を参考に各問題にどう答えるかを決めました(どう始めてどう終わるか)。スピーキングは 100 以上の質問と解答例が掲載されていますが、私はエンジンがかかるのが遅すぎて、全問に目を通すことはできませんでした。

やって良かったこと

公式サイトの練習問題!絶対一度解いておいた方が良いです。

当日

私が個人的に気になっていたこと、気づいたことをまとめておくと、

  • 試験 45 分前に来るようにと指示があるけれど、それ以降に来る人が多い。
  • 試験申し込み確認メールに「このメールを印刷して当日持参するように」と書かれているけれど、チェックもされなかった。もしもの時のために、メールを見せられるようにしておけば良さそう。
  • 「試験に関係ないものは持ってこないように」と書かれてあるけれど、盗難等があった時のためで、ロッカーが小さいわけではなかった(笑)
  • 紙にサインを書くよう言われるが、それがパスポートのものと一致していなければならないため、漢字で書き直した!
  • 解くのが早い人はどんどん先に進める形式なので、私がリーディングの問題を解いているときにスピーキングをしはじめた人がいた。耳栓をもらわなければ耐えられなかった。

試験の振り返り

ここからは完全に個人的な記録になります。

  • リスニング
    3 問目くらいでお腹いっぱい。リスニングの体力不足だった。
  • リーディング
    後ろの人がスピーキングを始めたため、最後の問題は全然頭に入ってこなかった。多分全滅。
  • ライティング
    途中でマウスもキーボードも反応しなくなり試験官を呼ぶハメになったけれど、時間も十分あり手応えあり。
  • スピーキング
    準備時間が問題により 30 秒から 1 分設けられていてメモを取るつもりでいたけれど、準備時間には問題を読む時間も含まれているというのが誤算だった。一文字もメモ取れず。

予想スコアと結果

4 日後には結果がメールとテキストで送られてきました。

  • 予想
    L: 6 R: 5 W: 10 S: 3
  • 結果
    L: 9 R: 9 W: 8 S: 8

どのくらいのスコアが必要か定かではなかったけれど、目標は 6、7 あればラッキーと思っていました。気長に取り組む覚悟でいたので、予定が狂って嬉しい。
自信のあったライティングが全然良くなくて拍子抜けしました。

数ヶ月間机の横に貼っていたメモ。

CELPIP を受検して気づいたこと

リスニングでは先に書いたように 3 問目くらいで疲れてしまったし、リーディングも何度も読み返さなければ頭に入って来ない。スピーキングでは”top right”を bottom と間違えて言ったり right が先だったっけ?と思ったり、“our first time in a while”と言おうとして混乱したり。「私は話すこと自体が苦手だから英語が話せない」と思っていたけれど、絵を説明することさえもできず、「ただ英語力がないだけ、英語が自分の一部になっていない」と言うことに気づかされました。スピーキングの問題をペラペラと回答している人たちの傍で、こんな英語力で永住なんて甘かったんだと痛感しました。

今後の英語の目標

英語がどれだけ身についていないかに気づいてショックを受けたと同時に、やるべきことも分かったような気がした今回の CELPIP 受検。今まで英語をどうにかしたいと思ってもどうしても行動がついてこなかったけれど、「絵をパッと説明できるぐらいにはなりたい」と具体的な目標ができて、英語に対するモチベーションが全然違う。受検後 1 週間経ちますが、毎日 3 時間ほど英語に時間を割けています。このモチベーションを無駄にしたくないと思い、昨日の英会話のレッスンでは、先生に今後の英語改善プランを一緒に考えてもらいました。悩みを話すと「聞けば聞くほど私のオンラインコースに全部答えがあるんだよね」と言われ…、3 ヶ月のコースに申し込みました。1 ヶ月 2 万円!!!

この機を逃したら、もう英語は克服できんと思う。
3 ヶ月間、英語に集中してがんばります。